通線ワイヤーって代用品でも問題なく使えるの?

こんにちは、SEのK子です^^

色んな理由から自宅での作業が増える中、家での作業場所についてちょっと困ること
ってない?

一人暮らしの私はまだどこでも仕事ができるから良いんだけど。
家族みんながテレワーク、なんてことになったら場所取りで喧嘩しそう。

そんな事にならないように、家中にLANケーブルを配線して、どこでも有線で
ルーターに接続できるようにする、ってことをおすすめするわ。

ただ今からLANケーブルを壁に配線するのは大変だと思わない?
それを手助けするアイテムを紹介してみたいの。

通線ワイヤーを使えば配線もラクラク

基本的に、電気の配線工事は素人がやっちゃだめ。
専門の資格がいるし、知らない人がやると感電してとても危ないの。

でも同じように壁に埋め込まれている配管にLANケーブルを通すくらいなら
素人がやっても大丈夫。

というか実際に他に部屋にまで届くようなLANケーブルの配線をするなら壁の中に
配線しなと、ケーブルに引っかかったりするのでそっちのほうが危ないのよね。

じゃあそんな配線工事をする時には何を使えばいいのか。
それが「通線ワイヤー」って商品よ!

他にも工具が色々と必要になるんだけど・・・
基本的には全部代用品で工事ができる、って言われているわね。

とりあえずLANケーブルの配線工事に必要なアイテムを、それぞれ解説しながら
説明していきましょうか。

通線ワイヤーは配線間の中にケーブルを通しやすくするための機材

簡単に言ってしまえば、通線ワイヤーってのは配線管の中にケーブルを通しやすくする
そのためのガイドワイヤーという感じかな。

例えば電話線、これは壁のモジュラージャックに電話機をつなげば外に設置している
電話線まで接続ができるわよね。

家の中のどこの部屋からでも電話機が使えるように、昔の住居ならどこの部屋にも
モジュラージャックが設置されていたのだけれど。

このモジュラージャック、中に電話線があるのだけれど・・・
壁にそのまま電話線を埋め込んでいるわけじゃないのよね。

CD管とかPF管っていう樹脂でできた管の中を通して配線しているの。
電気のコンセントや最近の多機能コンセントも樹脂の管を使っているわ。

新しくLANケーブルの配線をするなら、電話線しか使っていないモジュラージャックに
追加でLANコンセントを付けるという方法がおすすめ!

そこで今使われている電話線のCD管にLANケーブルを通したい。
そんな時に便利なのが通線ワイヤー、というわけなのよ。

基本的には金属製のワイヤーで、ある程度の柔軟性と強度があるのが普通。
通線ワイヤーにLANケーブルを、落ちないように引っ掛けてCD管の中に通すだけ。

柔らかいケーブルでも1階から2階みたいに多少遠い場合でも通線ワイヤーがあれば
ケーブルを通しやすくなる、自分で配線するならぜひ使いたいアイテムの1つね。

通線ワイヤーっていくら位?

通線ワイヤーは、はっきり言えばプロでも使っている便利な道具なのよね。
プロが使う道具なら、購入するときのお値段って高いのかしら?

気になったので通販サイトのAmazonで探してみたら、簡単に見つかったわ。
ちょっと調べてみたら、普通にホームセンターなんかでも買えるみたい。

プロの使う道具と言っても、普通に購入できるのね。
とりあえず値段も調べてみるわ。

これがSOREIINAって会社の12mの通線ワイヤーの通販の金額ね。
12mってそれほど長くはないけれど、使いやすいと評判の商品みたい。

これがだいたい1,200円くらい、かなり気軽に買える金額って感じるわ。

もう1つ、こっちがデンサンっていう電子工具のメーカーではかなり人気のあるところが
出している通線ワイヤーの30mの商品。

さっきよりも長いので当然お値段も高くなるわね。
大体4,500円くらい、一戸建てだとこれくらいの長さが必要になることもあるかも。

細かく言えば材質とかも違うし、当然長さも違うから購入する金額が変わってくるみたい。
でもあまり高額で手が出ない、なんてことは考えなくてもいいみたいね。

通線ワイヤーはとりあえず長さで選ぶのがおすすめ

通線ワイヤーを調べてみて分かったのだけれど、通線ワイヤーって太さや長さに
材質や硬さなんかもあって本当に多くの種類があるのよ。

じゃあ自分が使うための通線ワイヤーってどうやって選んだらいいの?
K子からのおすすめは、とりあえず30mくらいの長いものを買ってしまうこと!

女性が使うと考えるなら、当然軽くて持ち運びやすい物がいいのだけれど・・・
12mくらいだと壁の中の配管の状態によっては足りなくなるのよねえ。

30mのワイヤーってかなり重たくなるけど、これくらいあるとほとんどの配線で
足りなくなるってことがなくなるし。

重たいと感じるならちょっとでも細い、軽い材質のものを選ぶのもおすすめよ。
ワイヤーのヘッド部分が小さいものならCD管の中も通りやすくなるしね。

ただ柔らかく、細いワイヤーだと上の方に通す時にちょっと大変かも。
壁から屋根に配管が通っている、ってこともよくあることみたいだしね。

でもあんまり長過ぎるものを使う、ってのも大変よね。
それこそ重たくて女性では扱えない、なんてことも考えられるし。

一戸建てなら30mくらいでもいいけれど、マンションなら15mか20mくらいで
十分に足りるから住まいに合わせて選ぶのが良いかもね。

通線ワイヤーは針金で代用可能

通線ワイヤーがそれなりに購入しやすい金額なのは分かったわ。
でもわざわざ購入するのは・・・って思う人も多いはずよね。

何回も使うならプロが使う道具を購入するのもありなんだけどね。
そんなに使わない、と思われる通線ワイヤーにお金をかけたくないってのもよく分かる。

じゃあ通線ワイヤーの代わりに使える、代用品みたいなものはないのか。
これも探してみましょうか。

とりあえず簡単に思いつくのは、それなりの太さの針金。
先を丸めて、輪っかを作ってビニールテープで貼り付ければ通線ワイヤーっぽいし。

実際にこのやり方でLANケーブルをCD管に通した、って口コミを見たことがあるの。
これなら家にあるかもしれないし、買ってもかなり安いからね!

ただ配管の状況や、他に配線されている他の線を傷つけることも多いらしいのね。
もし針金を使うなら、かなり慎重に作業をすることをおすすめするわ。

ビニール紐と掃除機で代用する方法も

もう1つ、かなり多くの口コミを見ることが出来たのは通線ワイヤーの代用品に
ビニール紐を使う方法。

ポリ紐とか呼ばれることもある、雑誌やゴミなんかをまとめて縛る時に使うあれね。
あの軽くて丈夫なビニール紐を使う方法があるの。

必要なのは掃除機、コンセントカバーを外してCD管がはっきりと見えるなら
そこから掃除機を使ってビニール紐を吸い込む、って方法を使えるわけね。

さきに、ある程度のビニール紐を出しておいてCD管に軽く挿入。
反対側のCD管から掃除機を使ってフルパワーで吸い込めばあらびっくり!

ビニール紐がすごい勢いで吸い込まれるの。

CD管にビニール紐が通ったら、その紐にLANケーブルをくくりつけてCD管に通せば
配線が完了するってわけね。

ビニール紐だから他に配線があっても傷つけることがないのがメリット。
ただ多くの配線がすでにCD管にあるならちょっと難しくなるかな。

電話線しか通っていないCD管にLANケーブルを通す、って時にはかなり便利ね。
電話線も傷つけないし、掃除機のノズルが合えば本当におすすめの方法になるわ。

通線ワイヤーが全く動かせなくなることに注意して

代用品を使うときだけじゃなく、通線ワイヤーを使う時にも注意することが1つあるの。
それが「通線ガイドを動かせなくなる状況に気を付ける」ってこと。

何も配線されていないCD管に新しくケーブルを配線するなら問題はないわよね。
ケーブルが引っかかる原因になるものがなにもないんだから。

でもすでに何かの配線がされているCD管にケーブルを通す時には、途中で詰まってしまう
ということが考えられるのよ。

単に詰まっているだけなら引っ張り出せばいいだけなの。
でも無理に通線ワイヤーを押し込んでいると、今度は引っ張り出すこともできなくなるの。

無理やり引っ張って、配線済みのケーブルを傷つけてしまったら・・・
それが電話線だけじゃなく光ケーブルとかもあればかなりひどい状況になるわね。

最悪の場合、少しの間は通話もインターネットも出来ないなんて状況も。
こんな事にならないように、通線ワイヤーの扱いにはかなりの注意が必要なの。

ちなみに途中で引っかかって動かなくなっちゃうと、CD管を切り裂いてケーブルを通す
ってことが必要になるようね。

これを素人がやるのは大変なので、工事を頼むことになるけど・・・
工事費用はやっぱり高くなるみたいね。

特に代用品で針金を使うなら、他のケーブルに傷をつけるようなことにも十分な注意が
必要になるわ。

通線ワイヤーを使う時にあると便利なグッズ

通線ワイヤーや代用品を使う時に、これが一緒にあるととっても便利!!ってグッズも
紹介しておくわ。

さっき紹介した失敗例にならないような便利グッズもあるのよ。
これを通線ワイヤーと一緒に使えば配線もラクラク、という感じになるかも?

ついでに言えば「便利グッズ」なんて言っているけど、実際にプロが配線の時に
使っている道具でもあるわね。

なくても大丈夫な場合も多いけど、あれば絶対に安心できるグッズを紹介しましょう。

収納ケース

通線ワイヤーを使うならまずこれ。
収納ケースがあればワイヤーがバラけることなくすんなりと収納できるの。

ただ通線ワイヤーの中には、収納ケース付きで販売しているものも当然あるわ。
それを最初から購入すればいらないのだけれどね。

ちなみに収納ケースの代用品として、適度な長さに切ったCD管を使っている人もいるの。
ただやっぱり通線ワイヤーを使うなら収納ケースがある方が便利よね。

通線用潤滑油

通線ワイヤーの先端の滑りを良くして途中で止まることを防ぐグッズがこれ。
すでに配線されているCD管に通すなら必須と言えるグッズね。

通線ワイヤーが途中で詰まるのは、他のケーブルとの摩擦が原因と言われているわ。
それを軽減できる通線用潤滑油はとても安心できるグッズになるわね。

でも専用潤滑油を使わなくても、石鹸を塗りたくれば通線ワイヤーの滑りは
とても良くなる、って意見も多いけど。

他の配線がされているところに通すなら、何か潤滑油になるものを用意しておくのが
おすすめってことね。

ケーブルキャッチャー

通線ワイヤーがCD管の出口から見えているのに、後少しが届かない!
なんてときに便利なのがケーブルキャッチャーね。

商品によっていろいろな形状があるけど、細い棒の先にフックがあってそこに
通線ワイヤーの先端を引っ掛けることが出来るの。

子供のオモチャのマジックハンドって知ってる?
あれの小さいやつ、って感じで間違ってないわ。

ちなみにこれも代用品があって、金物の巻き尺を使えるの。
ある程度真っ直ぐ伸びるし、先が曲がっているからワイヤーを引っ掛けやすいし。

ほんの20cm程度でも最後に届かない、ってのはイライラするのよね。
それを簡単に解消できるグッズはとてもおすすめね。

ワイヤストリッパー

これは配線した後、コンセントにLANケーブルなんかを設置する時に便利な
グッズになるかな。

コネクターを付けるにしてもケーブルのカバーをむく必要があるわよね。
その時に中のケーブルを傷つけずにカバーだけ切るのがワイヤストリッパーね。

ケーブルの太さに合わせて、いくつか開いている穴から最適なものを選んで使うと
保護カバーだけをきれいに切り取ることが出来るの。

でも普通にカッターを使っても大きな問題にはならないわね。
ケーブルを切ること、指を切ることに気をつければ絶対に必要なグッズでもないしね。

圧着ペンチ

配線したケーブルに端子をつけるときなんかに使うのが圧着ペンチ。
これも通線する時には必要ないので、必要な人は考えてってところかな。

普通に締め付けるだけならクリンパーって工具でも十分。
圧着ペンチにはクリンパー以外にも便利な機能が付いていることが多いの。

商品によってはワイヤストリッパーが付いている、なんてのもあるわね。
一応、端子をつけるくらいなら普通にペンチでも問題はないかな。

自分で配線工事をするなら代用品も上手に使って

モジュラージャックにLANコンセントを付ける、なんて配線工事をするのは
とっても難しく感じてしまうけど・・・

ある程度の知識があれば十分に自分の力で出来るのよ!
ただし多機能コンセントとか電気が通っているのは専門知識と資格が必要だからね。

それに専用工具がなくても、代用品で十分に工事が出来ることもあるし。
工事を頼む暇もお金もない、って人は自分でやってみるのもおすすめ。

ただ通線ワイヤーを使う場合、代用品でも同じなのだけどCD管の出口でも通線が
できているのかを確認する人が必要になるの。

CD管が集まっているところなら、どのCD管に通せばいいのかを調べることも
必要になるしね。

基本的には一人で出来る作業ではないわ。
一人でやったら体力が持たないし、そもそも確認が出来ないのよね。

それに敗戦のあとにコンセントを付ける、コネクター端子をつけるどちらにしても
それなりに知識が必要だから初心者にはおすすめしないわ。

でもなにもないCD管にケーブルを通すくらいならとても簡単なの。
時間があるなら試してみることをおすすめしたいわね。